こんにちは!名古屋の弁護士です。
本日は,夫が浮気をしている場合を例にとり,調停や裁判で実際どんなものが浮気の証拠として提出されているかというお話しをします!
例えば,探偵に依頼して夫が女性とラブホテルに出入りする現場を写真に収めることができれば決定的な証拠になるでしょう。
実際,このような証拠が裁判所に提出されることはよくあります。ただ,探偵に依頼すると数十万円(場合によっては100万円以上)の費用がかかると聞きます。
また,探偵に依頼しても決定的な証拠が入手できない場合もあります。そのためお金に余裕が無い場合,探偵に依頼するのは少しためらわれます。
では,夫の財布の中にラブホテルの割引券を見つけた場合はどうでしょう?
怪しいのは確かですが,夫は「友達にもらっただけで,ラブホテルには行っていない。」と弁解するでしょう。それに,これだけでは相手の女性が誰だか分かりません。
最近,圧倒的に多いのは,夫と女性の間のメールやラインの記録です。夫のスマホの画面を妻が写真に撮って,それを証拠として提出するのです。
もちろん女性とメールやラインをしただけでは浮気の証拠にはなりません。
ところが,経験的に言えば,例えば露骨な性交渉の話など男女関係の存在がはっきりと分かるやりとりをしている実例が結構あります。記録に残る形でそんなやりとりをすることは,夫の立場からすればとても危険なはずです。
冷静に考えれば誰でも分かりそうなことですが,男女の仲というのは不思議なものです。
中には,夫のスマホに届くメールが本人の知らないうちに妻のPCアドレスに自動転送されるよう設定されていたという例もあります。
ここまでやるのは怖い気がしますが・・・。