こんにちは。名古屋の離婚弁護士です!
さて今回は、前回に続きDVについて取り上げたいと思います。
DVは、身体的暴力だけではありません。
性的暴力、経済的暴力、精神的暴力も含まれます。
これら全てが、被害者の心身を傷つけ、人としての尊厳を奪い、考える力や逃げる力を失わせるからです。
そこで今回は、精神的暴力の一態様をご紹介します。
妻がなにか気に入らない事をしたとき、
・長時間に渡り説教をし、終わるまでその場から離れさせない。
・ノートに数十ページにもわたる反省文を書かせ、自分が納得するまで何度も書き直させ、終わるまで寝させない。
というものがあります。
一体何様のつもりなのでしょう・・・。
説教とは一般的に、目下の者に対して教え導く事、と解釈されています。
夫は妻より偉いのでしょうか?そんなはずはありません。
夫と妻は本来対等な関係です。
しかし、説教や反省文書かせなどを繰り返し繰り返しされているうちに、妻は自分が夫より劣っていてどうしようもなく駄目な人間だと思い込まされていくのです。
日常的に夫から説教や反省文書かせなどをされていたら、「私が至らないから」「何一つまともにできないんだから仕方ない」などと思わずに、一度弁護士にご相談ください。