こんにちは!名古屋の離婚弁護士です。
突然ですが、離婚に伴う慰謝料のこと、誤解していませんか?
例えば、夫が妻に離婚を切り出して、慰謝料を払うから別れてくれという事案です。
有責の夫に弁護士が就いて、慰謝料の相場のお金を払うから別れて欲しいと言われ、もうそれで離婚するしかしょうがないのかなと思ってしまった、というご相談でした。
有責な夫は、慰謝料を払うべきですが、そもそも相場の慰謝料を払えば離婚を認めなければならない、という考え自体が間違っているのです。
あなたは、離婚をしたくなければ、いくら積まれても離婚に応じる必要はないのです。
慰謝料は、有責な夫に対して、あなたが離婚をしたいときに、離婚と共に夫に請求するものです。
有責の夫からの慰謝料の提示は、言ってみれば「離婚承諾料」という意味合いですから、相場もありませんし、いくら積まれても離婚はしたくないと言うことももちろん出来ます。
また、将来の生活を考えてこれくらい出してくれるなら離婚に応じるということも可能です。
要は、一方がイヤだと言うときは、離婚は簡単には認められないのです。
ですから、相手から条件が切り出されたときには、立ち止まってよく考えましょう。
私達弁護士への相談が一番効果を発揮するときだと思います。