それ、モラハラかも!? その1

こんにちは。名古屋の離婚弁護士です。

新型コロナウイルス感染症が広がり、収束のめどがたたない中、生活環境の変化でストレスが溜まり、「家庭内のちょっとしたことで衝突することが増えた」と感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回から数回にわたり、「モラハラ(モラル・ハラスメント)」について取り上げたいと思います。

 

第1回は、モラハラの加害者と被害者の特徴から。

 

■モラハラ「加害者」の特徴

・「自分は偉大だ」「自分は常に正しい」という感覚をもっている

・自分の基準を周りに押し付ける

・極端に自己中心的で、自分の目的のために平気で他人を利用する

・自分に対する賞賛や賛辞を求める

・他人に共感することができない

・他人を攻撃している自覚がなく、罪悪感を感じることがない

・自分を省みることができず、起こったことの責任はすべて他人のせいにする

■モラハラ「被害者」の特徴

・几帳面で家庭の秩序(安定)を求める

・周りの人々に献身的に尽くす

・まじめで責任感が強い

・罪悪感をもちやすい

 

加害者と被害者の特徴を比べると、対になっていることがわかります。

被害者の特徴に多く当てはまる方は、加害者の特徴をもつ人とカップルになることを避けられるとよいのですが、現実には、加害者タイプの人は魅力的に見え、被害者タイプの人を惹きつけやすいといわれています。

 

なぜなら、加害者タイプの人は、自分に好意を持っている人を見つけると、「不幸な子ども時代を過ごした」とか「才能を認められない」といった“不遇さ”を匂わせることが多く、相手(被害者タイプの人)に「守ってあげたい」「支えてあげたい」という気持ちを起こさせるからです。

 

客観的に見れば歪んだ関係性ですが、この段階では、愛情と区別しづらいのが難点です。

もし、少しでも違和感を感じることがあれば、友人に相談したり、勇気を出して弁護士にご相談ください。

 

次回は、「モラハラはどのように行われるか」を解説したいと思います。

 

パートナー等が在宅ワークで家に居ることが増えて、相談すらしづらい方に、この連載が届くことを願います。

 

 

離婚のご相談は、名古屋第一法律事務所・離婚法務部まで!

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